桂林とは?
中国で最も有名な観光地の一つ「桂林」
水墨画の世界と称され、世界的に有名観光都市です。 典型的なカルスト地形のため、大小様々な形の山が作り上げられています。 数百キロ四方の土地に数え切れないほど数多くの石灰岩の山が散在してます。 秦の始皇帝から2,000年あまりの歴史を持つ古い都市でもある中国の観光名所です。
桂林市内
桂林の市内にも観光スポットは点在しています。
桂林市内も変わった形の岩が点在しており漓江下りを彷彿とさせてくれます。
七星公園
桂林市内にある七星公園にはパンダや大きな岩があります。
ラクダに見える岩。これで人生ラクダ(現地ガイドの日本向け鉄板トーク)ということで いっぱいみんな写真を撮ってました!確かに緑の中でゆったりくろぐラクダにみえる。桂林にはこのように奇形の岩や地形が多いことからいろいろな動物に見える地形が名所となっています。
象鼻山公園
畳彩山
畳彩山は市街区の北寄り、漓江の西岸にそびえ立っています。 海抜223メートル、高さは73メートル、 約450段の石段を上った頂上から、桂林を一望できます。 山石が横に層を成し出来上がった地層は、 一層一層が恰も色とりどりの絹や緞子を畳み重ねたようになっていることから、 「畳彩山」と名付けられました。 山腹の風洞には歴代の詩文や唐・宋時代の仏像彫刻が数多く残されおり、 昔から桂林の観光名所となっていました。 石段を上り山頂へと向う道は木々に覆われ、 夏でも涼しい風が吹き、また美しい鳥の声が響いており、とても安らぐ場所です。
桂林の夜市
桂林の夜もまたにぎやかです。夜市が始まると毎晩繁華街では片側の道路をすべて閉鎖し、そこにずらっと夜店が並びます。 食べ物、雑貨、衣類など、いろんなものがところ狭しと陳列され、 それがまたとてもリーズナブルなお値段で売られているのです。
漓江下り
山水画の世界に遊ぶかのような漓江下りは、 桂林観光のハイライトで、世界で一流の景勝地として広く知られています。 桂林から川の流れにそって遊覧船で陽朔まで下る83キロの旅です。 途中、山々が両岸にそびえ立ち、その風景は鏡のような美しい漓江の水面に映り、 まるで永遠と続くギャラリーの中にいるようです。
陽朔へ近づくほどに、 カルスト地形独特の奇岩奇峰が次から次へと現れ、飽きることはありません。 川の水面に映された山々の姿だけでも格別な趣があります。 水面に映った山々は実際の山よりも、もっとはっきり見えるばかりか、 水の流れに沿って一緒に流れているように見えます。 そして、山の姿は船の移動によっても変化していきます。
晴れた日に鮮やかな青空と深緑のそびえ立つ山々、 そして蒼い漓江の色彩コントラストには息を呑むことでしょう。 また、雨の日も、 霞のなかに色を失った濃淡だけの山々が私たちを水墨画の世界へと案内してくれます。 特に小雨が降る春の朝、 水面に小さな雨が薄い錦布のような模様を刻み、 何とも言えない美しさを呈しています。 天気、時刻、季節、とその日、 その時の状態によって刻一刻と様々な美しい姿で観光客を迎えてくれます。
船尾にはキッチンがあり、ココで料理をおこないます。船旅はおよそ3時間、船内で昼食もいただけます。
たくさんの遊覧船が連なって 漓江を下ってゆきます
真ん中の山が動物の耳のように見えます。かわいい!
山水画の世界が目の前に広がっていきます
川辺に住む貧しい人の暮らしをみた仙人が岩を削って米にかえたという 伝説がある岩「仙人推磨」
この日は曇り空でしたが、かえって水墨画情緒を高めてくれました。快晴の日も絶景でしょうが、かなりの風情を楽しめました。
右側に通称「富士山とりんご」がみえます
周辺探索用の専用の観光筏(いかだ)。この観光筏はとても楽しそうですが安全性の問題から外国人は乗れないそうです。残念。
右側のふたつの岩が魚の尻尾に似ている「魚尾峰」
岸壁をキャンパスに例え、岩肌の剥き出した部分を 九頭の馬の絵に見立てた「九馬画山」
雨が多少パラパラと降りましたが、 素晴らしい山水画景色そのまま見れて感動でした。
船はまもなく最終地点陽朔へ到着
陽朔と四湖ナイトクルーズ
桂林からの漓江下りの終着点、日本人には桂林の方が有名ですが、風向明媚な景色は陽朔側にも多く、西洋風のおしゃれなカフェなどが建ち並ぶエリアもあり、欧米人の旅行者やバックパッカーなどに人気の観光地です。
陽朔市街
陽朔も桂林の様に街中でも岩が眺められてます!すごい迫力!写真は奇岩の隣で営業するマクドナルド陽朔店
陽朔西街、1キロにも満たない通りですが、石畳が敷き詰められています。 少数民族の布や工芸品他、旅行のお土産品を売る小さなお店がずらりと並ぶ商店街です。原宿の竹下通りのような感じもします! たくさんお土産品が売っているので見ているだけで時間はあっという間に過ぎてしまいます。
四湖
古くからお城の「天然の堀」とされてきた桂林市街を流れている2つの川と4つの湖が、 2002年に一体に結ばれ、現在フェリーで桂林の旧市街を一週巡ることが出来るようになりました。 川と湖は水位が違いますが、水門により船に乗ったまま通過ができます。 「水墨画の山々」とは反対に、「水の都」としての一面を持つライトアップされた 夜の桂林の魅力をクルージングで楽しめます。
漓江の流れは市内の迂回して、 桂湖、榕湖、杉湖の三つの湖があります。 その湖にはたくさんの観光用に造られた建物や橋、 遊覧船からみえるショーなども見ることができます。
鵜は逃げもしないで、湖にもぐって魚を取ってきて 飲みこまずに、おじさんが鵜の喉から魚を出すを繰り返ししていました。 一応、これも湖のショーになってるみたい。
以上で今回の桂林と龍勝の旅行は終了。
中国旅行の醍醐味の一つである桂林を旅することができ、心に残る貴重な体験でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
(チャイ語なび.S 2009/09)
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